ChatGPTには生成した画像を自動的に保存・管理できる「ライブラリ」という便利な機能があります。
過去に作成した画像を一覧で確認したり、再編集・ダウンロード・共有が簡単にできる便利機能ですが、削除方法や表示されないときの対処で戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ChatGPTライブラリの基本的な使い方から、PC版・アプリ版それぞれでの削除方法、さらにライブラリが表示されないときの解決策まで詳しく解説します。
記事のポイント
- ChatGPTライブラリ機能の使い方や削除方法
- ライブラリが表示されない時の対処法
- ライブラリの画像を編集・ダウンロードする方法
- PC・スマホアプリでライブラリの画像を削除する手順
ChatGPTライブラリ削除方法|ライブラリ機能の使い方やPC・アプリで表示されない時の解決策を画像解説
- ChatGPTライブラリとは?
- ChatGPTライブラリの使い方
- ライブラリが表示されない時
- ChatGPTライブラリの削除方法
- ChatGPTライブラリは個別削除できない
ChatGPTライブラリとは?
ChatGPTライブラリは、GPT-4oで生成した画像のみが自動的に保存される管理機能です。
Web版・iOSアプリ・Androidアプリのサイドバーに「ライブラリ」タブが表示され、過去に作成した画像を一覧で確認できます。
ポイント
- GPT-4oで生成した画像は自動保存される
- 旧バージョンのDALL·Eなどで作成した画像はライブラリに表示されない
- 過去に生成した画像は順次反映されるが、表示に時間がかかる場合もある
注意点としてはDALL-Eなどで過去に作成した画像はライブラリに表示されないということです。
これはOpenAI公式ヘルプでも明記されており、
「Only images created with 4o Image Generation (not from legacy DALL·E) will show up in the Library(4oで生成した画像のみがライブラリに表示される)」とされています。
参考
ChatGPTライブラリの使い方
ChatGPTライブラリの使い方はとても簡単です。
過去に作成した画像(GPT-4o)を簡単に管理し、再利用や編集が可能です。
step
1ChatGPTトップページのサイドバーにある「ライブラリ」をクリック(タップ)
step
2ライブラリに保存された画像が一覧表示される
画像の閲覧保存済みの画像が日付順に一覧表示されます。
サムネイルをクリックすると拡大表示可能です。
step
3ライブラリの中から画像を選択して編集・ダウンロード
- 「再編集」で新たなプロンプトを入力して加工
- 「↓」ボタンからダウンロード
- 共有やコピーもワンタップで実行
ライブラリが表示されない時
ライブラリが表示されない場合は、不具合や環境依存の原因で一時的にアクセスできないことがあります。
具体的には、キャッシュの不具合やバージョンの不整合、ネットワーク環境の問題、またはサーバー障害などが考えられます。
以下の手順を順番に試すことで、多くの場合解決できます。
解決策
- ページやアプリを再読み込み
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除して再ログイン
- 別のブラウザやデバイスで試す
- アプリを最新版に更新、再インストール
- ネット回線を切り替える(Wi-Fi⇔モバイルデータ)
- OpenAIステータスページでサーバー状況を確認
ChatGPTライブラリの削除方法
現状(2025年9月時点)、ライブラリから画像だけを直接削除する機能は提供されていません。
削除するには、その画像を生成した会話全体を削除する必要があります。
❶ライブラリの中から削除したい画像をクリック
❷拡大した画像の右上にある「チャットで開く」をクリック
❸チャット画面の右上にある「三点リーダー(・・・)」をクリック
❹「削除」を選び、確認ダイアログで再度「削除」を実行
これにより、該当するチャットと一緒にライブラリ内の画像も削除されます。
ただ、チャット内で生成した画像を一枚ずつ削除できるわけではなく、チャット内にある全ての画像が削除されてしまいます。
チャット内に削除したくない画像がある場合は事前にダウンロードしておくと良いでしょう。
ChatGPTライブラリは個別削除できない
前述の通り、現在(2025年9月時点)ライブラリ内の画像を1枚ずつ個別に削除する機能はありません。
ユーザーからは「個別削除機能が欲しい」という要望が多く寄せられており、今後のアップデートで実装される可能性があります。
現時点では、不要な画像を消すには「会話ごと削除」しか方法がない点を理解しておきましょう。
OpenAIのコミュニティでも「delete individual images」という要望が多く投稿されており、運営側もユーザーフィードバックとして認識している状況のようです。
ChatGPTライブラリ削除方法をPC版・アプリ版それぞれ画像解説|再編集などの使い方や表示されない時の解決策を紹介
- ChatGPTライブラリ削除方法(WEB版)
- ChatGPTライブラリ削除方法(アプリ版)
- ライブラリの使い方やダウンロード方法
- ライブラリが表示されない時の対処法(アプリ版)
ChatGPTライブラリ削除方法(PC版)
PC(WEB版)でChatGPTライブラリの中にある画像の削除方法をご紹介します。
❶左サイドバーにある対象のチャットにカーソルを合わせる
❷表示される「・・・」をクリック
❸「削除する」を選択
❹確認ダイアログで「削除する」をクリック
これで、そのチャットに紐づいていたライブラリ内の画像も同時に削除されます。
ChatGPTライブラリ削除方法(アプリ版)
次にiPhoneやAndroid(スマホアプリ版)でChatGPTライブラリの中にある画像を削除する方法をご紹介します。
画像はAndroid版ですが、iPhoneでも基本的には同じ手順です。
❶アプリのトップページ左上のメニューを開き、「ライブラリ」をタップ
❷削除したい画像をタップ
❸右上の「三点リーダー(・・・)」の中から「会話に移動する」をタップ
❹チャット画面右上にある三点メニュー(⋮)をタップ
❺削除するをタップ
❻ライブラリに戻ると画像が削除されている(チャット内にある生成された画像全て)
PC版と同様、チャット削除によりライブラリ内の画像も消えます。
削除したくない画像がチャット欄に含まれている場合はダウンロードしておきましょう。
ライブラリの使い方・画像の再編集方法
ライブラリの基本的な使い方を理解しておくと、画像の管理や再利用がスムーズになります。
保存された画像は一覧で確認でき、再編集やダウンロード、共有などさまざまな操作が可能です。
以下の手順で使いこなしましょう。
ライブラリの使い方
❶画像の閲覧:ライブラリタブから一覧表示
❷再編集:画像を選択し、新しいプロンプトを入力
❸ダウンロード:右上の[↓]アイコンから保存
❹共有/コピー:モバイルアプリからワンタップで可能
ライブラリの中にある画像の再編集方法は以下の画像をご覧ください。
画像を選択して新しいプロンプト(編集内容)を入力すると、新規でチャットが立ち上がり画像が生成されます。
ライブラリが表示されない時の対処法(アプリ版)
アプリでライブラリが表示されない場合は、環境やアプリ自体の不具合が原因であることが多いです。
バージョンの古さやキャッシュ、ネットワーク状況を見直すことで解決できるケースがあります。
以下の手順を参考にしてください。
ライブラリが表示されない時の解決策(アプリ版)
- アプリを完全終了し、再起動
- アプリのキャッシュ削除
- 最新版にアップデート
- アンインストール後、再インストール
- ネットワーク接続を確認(Wi-Fi⇔モバイル切替)
- サーバー障害がないか確認
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ChatGPTライブラリ削除方法・PCやアプリでの使い方・画像の再編集方法・表示されない時の解決策について総括
ChatGPTライブラリは、GPT-4oで生成した画像を自動保存して簡単に再利用できる便利な機能です。
ただし現状では、画像の個別削除はできず、チャットごと削除する必要がある点に注意が必要です。
また、公式ヘルプや外部ソースでも明記されているように、保存対象はGPT-4oで生成した画像のみであり、旧DALL·Eなどで作成した画像はライブラリに反映されません。
「ライブラリが表示されない」問題は、キャッシュ削除やアプリ再インストールなど基本的な対処で解決するケースが多いため、まずは順番に試してみましょう。
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- ChatGPTライブラリはGPT-4o画像専用機能である
- 自動保存であり手動保存は不要である
- DALL·E生成画像は保存対象外である
- 反映に時間がかかる場合もある
- 画像は再編集や共有が簡単にできる
- PC版とアプリ版で削除手順は同じ
- 画像個別削除は現状不可能である
- 会話ごと削除で画像も消去される
- キャッシュ削除で不具合解消が可能
- アプリ更新や再インストールが有効
- ネット環境の切替で改善することがある
- 今後のアップデートで改善が期待される