ChatGPT-4は最新の人工知能技術を搭載しており、非常に高度な機能を備えています。
ただし、これらのGPT-4の高度な機能をフルに活用するためには月額料金が発生します。
このようなことから「ChatGPT Plusの月額料金はその性能に見合っているのか?」
と疑問を持つ人も少なくありません。
そこで、この記事ではChatGPTの無料版と有料版の両方を比較し、それぞれの特徴をまとめてみました。
さらに、多くの人が関心を寄せるChatGPT-4の回数制限や、ChatGPT以外でGPT-4を無料で使う方法についてもご紹介します。
また、実際にChatGPT Plusへのアップグレード方法についても画像付きで解説しています。
この記事を読むことで、ChatGPTの無料版と有料版の違いを理解し、ご自身に適したプランを選ぶ手助けとなれば幸いです。
記事のポイント
・ChatGPT-4の料金と有料版の機能
・ChatGPT無料版と有料版の比較
・GPT-4を無料で使う方法
・ChatGPT有料版の登録方法
ChatGPT-4の料金は?有料版の特徴と回数制限について
- ChatGPT有料版だから出来ること
- ChatGPT無料版と有料版の比較
- ChatGPT-4の回数制限について
- GPT-4を無料で使う方法
ChatGPT有料版だから出来ること
ChatGPTはビジネスからプライベートまで、私たちの生活のあらゆる場面で活躍しており、もはや手放せないツールとなっている人も多いでしょう。
そんな中、ChatGPTの有料版(ChatGPT Plus)に加入することで、さらにパワフルで先進的なAIの力を手に入れることができます。
ChatGPT Plusは月額20ドルですが、有料版でしか使えない様々なAI機能やツールがあります。
具体的には、以下のような高機能なAIが使えるようになります。
ChatGPT Plus (有料版)で出来ること
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GPT-4
- 無料版のGPT-3.5よりもさらに高い性能
- より自然な会話と、正確な文章生成が可能
- 複雑な質問に対しても高品質な答えを提供
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GPTs
- ChatGPTを自分好みにカスタマイズが可能
- プログラミング知識がなくてもノーコードでオリジナルChatGPTを作成可能
- 外部APIとの連携
- 作成したカスタムGPTを公開・共有可能
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DALL·E 3
- テキストからリアルでクリエイティブな画像を生成
- プレゼンテーションやSNSでの投稿にも最適な画像を簡単作成
-
ブラウジング
- インターネット上の最新情報を基にした回答をリアルタイムで提供
- ニュース、研究結果、トレンド情報など、幅広い分野に対応
ChatGPTの有料版ではこれらのAI機能が使えるようになります。
個人的には画像生成のDALL·E 3が使えることにより、自分の思い描くイラストや画像をChatGPT内で作成できるので生産性が上がりました。
また、様々なGPTsが出てきておりChatGPTの持つ力を最大限に引き出せる環境はさらに強化されています。
このように有料版にはメリットが豊富ですので、上手に活用することで月額20ドル以上の価値を提供してくれるでしょう。
ChatGPT無料版と有料版の比較
この章ではChatGPTの無料版と有料版の違いについてまとめました。
これらの違いを理解することはChatGPTの有料版(ChatGPT Plus)に加入するかを判断する上でとても大切です。
ChatGPT無料版
- 利用料金:無料
- 搭載言語モデル:GPT-3.5
- 利用可能トークン数:約4,096トークン(英語で約16,000文字から20,000文字程度)
- 画像解析、画像生成:不可
- 回数制限:なし
- 情報の最新更新月:2022年1月まで(※2024年3月現在)
ChatGPT有料版(ChatGPT Plus)
- 利用料金:月額20ドル
- 搭載言語モデル:GPT-4.0
- 利用可能トークン数:約8,192トークン(英語で約32,000文字から40,000文字程度)
- 画像解析、画像生成:可能
- 回数制限:GPT-4は3時間に40回まで(GPT3.5に切り替えて利用可能)
- 情報の最新更新月:2023年4月まで(※2024年3月現在)
有料版の大きなメリットは、GPT-3.5に比べて高度な文章を生成できることはもちろんのこと
画像解析できることやDALL·E 3で画像を生成することが出来る点にあります。
これらの違いはChatGPT有料版への加入するか判断材料のひとつになるでしょう。
ChatGPT4の回数制限とは
有料版「ChatGPT Plus」でGPT-4を使っている場合、実は3時間に40回までという回数制限があります。
ちなみにGPT-3.5(無料版)の場合は回数制限がありません。
ChatGPT-4をフル活用していると、この40回という回数制限はあっという間に到達してしまうでしょう。
特にDALL·E 3など画像生成などをする場合は文章生成よりも早く上限に達してしまいます。
でも、もしGPT4で制限がかかった場合、GPT-3.5に切り替えることは可能です。
これらを活用する時は高度な質問以外はGPT-3.5を使ったり、他のAIツールを活用することで回数制限に悩まされることなく使用できるでしょう。
GPT4を無料で使う方法
GPT-4はChatGPTだけでなく、他のAIツールでも使用可能です。
また、ChatGPTの場合は有料版でないとGPT-4を使用することが出来ませんが、
以下のAIツールであれば無料でGPT-4を使用することが出来ます。
Microsoft Copilotとは?
Microsoft Copilotアプリを使用すると、GPT-4を無料で使用することが可能です。
Copilotアプリは、GPT-4などの最新の大規模言語モデルを基盤としており、無料で利用できます。
MicrosoftアカウントでログインしてCopilotを使用した場合、無料で30回までAIチャットとやり取りが可能です。
無料でGPT-4をこれだけの回数利用できるのはとても魅力的です。
また、Copilotでソース元であるBingの検索結果が出てくるので情報の信頼性という面でも安心して活用できます。
もし、Microsoftアカウントがない場合でもCopilotでは4回までは利用可能です。
Microsoftアカウントは無料で作成可能ですので、GPT-4を無料で使いたいユーザーはアカウントを作成し、ログインしてからCopilotを使用すると良いでしょう。
Perplexity AIとは?
Perplexity AIはインターネット上から情報を取得できる対話型AI検索エンジンという特徴を持ったAIツールです。
Perplexity AIでもGPT-4の機能を4時間ごとに5回まで使用することが出来ます。
インターネット上から情報を収集してGPT-4で文章生成することが出来るので情報の正確性が格段に上がるというメリットがあります。
また、Perplexityは登録不要で利用することができます。(一部の機能制限あり)
Perplexity AIの全機能をフルに活用するにはアカウント登録することが必要です。
ChatGPT-4の料金と支払方法:有料版へ登録する手順を解説
- ChatGPT有料版に登録する方法
- ChatGPT Plus登録のステップ
- ChatGPT4の月額料金の支払い日
ChatGPT有料版に登録する方法
ChatGPT Plusへの登録は、ChatGPTの公式ウェブサイトから行います。
まずは、アカウントを作成しログインします。
その後トップページにある「Upgrade to Plus」のボタンをクリックし、入力画面を開きます。
その後支払い情報を入力し、必要な手続きを完了させることで、有料プランの利用が開始されます。
有料プランへの登録に必要な情報
ChatGPT Plusへの登録には、メールアドレス、パスワード、クレジットカード情報、請求先住所などが必要です。
これらの情報を入力し、Open AIの利用規約に同意することで、有料プランの申込みが可能になります。
決済システムはStripe Linkが使われており、安全なトランザクションのため、入力情報は厳重に保護されます。
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ChatGPT Plusの登録のステップ
ChatGPT Plusへの登録プロセスは、以下のステップで進められます。
ChatGPTのアカウント登録がまだの方はステップ1から進めてください。
すでにアカウントをお持ちの方はステップ4へお進みください。
1:ChatGPTのウェブサイトにアクセス
2:登録方法を選択
【メールアドレスで登録する方法】
【Googleアカウントなどで登録する方法】
3:アカウント情報の確認
4:ChatGPTのトップページを開く
5:【Upgrade plan】または【Upgrade to Plus】をクリック
5:支払い情報を入力して【申し込む】をクリック
6:【Payment received! Click continue to begin using your ChatGPT Plus account】と表示されたら完了
登録が完了するとOpen AIから以下のような確認メールが届きます。
ChatGPTPlusにアップグレードする時の注意点
ChatGPT Plusへアップグレードするステップの中でチェックボックスの内容で不明点が出てくる可能性がございます。
以下、支払方法の画面で表示されるチェックボックスの意味についてまとめました。
各種チェックボックスの意味
❶ 「情報を安全に保存して、次回以降の購入をワンクリックで行う」のチェックボックス
Stripeという決済システム(Stripe link)に支払い情報を保存するかについて問われています。
Stripe linkは様々なWebサービス(Open AI以外でも)で使われており、情報を保存することで次回以降支払方法を入力する手間が省けるメリットがあります。
こちらのチェックボックスは任意ですので必要であればチェックを入れましょう。
❷ 「Open AIのプライバシーポリシー同意」のチェックボックス
以下のような英文でプライバシーポリシーの同意に関しての案内が表示されます。
You'll be charged the amount listed above every month until you cancel. We may change our prices as described in our Terms of Use. You can cancel any time. By subscribing, you agree to OpenAI's Terms of Use and Privacy Policy
これをChatGPT-3.5で翻訳すると以下のような内容になります。
上記の金額が毎月請求され、キャンセルするまで毎月請求されます。
利用規約で説明されているように、料金を変更する場合があります。いつでもキャンセルできます。購読することで、OpenAIの利用規約とプライバシーポリシーに同意します。
❷のチェックボックスは同意しないと先に進むことは出来ません。
プライバシーポリシーについてよく読み、納得してからチェックボックスに☑を入れて進めてください。
また、前述の通りStripeの決済システム(Link)はChatGPT以外にも多くのWebサービスで使用されています。
今後も様々なWebサービスを使う予定のある方は、❶のチェックボックスにも☑を入れて情報を保存しておくことで時短にもなるでしょう。
ChatGPT4の月額料金の支払い日
ChatGPT Plus月額料金の支払い日は、サブスクリプションを開始した日に基づきます。
つまりChatGPT Plusに登録手続きをした日が毎月の支払日となります。
例えば【3月15日】に登録した場合、次の請求日は【4月15日】となり、以後も同様に毎月同日に請求されます。
毎月自動的に引き落とされるサブスクリプションであることも注意が必要です。
ChatGPT-4の料金や有料版の特徴、回数制限について総括
このように、ChatGPTの有料版(GPT-4)では、より高速で精度の高い応答を得ることができるほか、新機能への早期アクセスや安定したサービス利用が可能になります。
有料プランへの登録は簡単で、月額料金に見合う価値を提供しています。
無料でGPT-4を利用する方法もありますが、Microsoft CopilotやPerplexity AIなど特定の条件下でのみ可能です。
これらの選択肢を検討し、自分のニーズに最適なオプションを選択してください。
まとめ
- ChatGPTの有料版は月額20ドルで、GPT-4などの高機能AIが利用可能になる
- 無料版はGPT-3.5を搭載し、情報の最新更新月は2022年1月まで
- 有料版では情報の最新更新月が2023年4月までで、利用可能トークン数が約8,192トークン
- 有料版の大きなメリットに画像生成が可能な点が挙げられる
- GPT-4の使用には3時間に40回までの回数制限があり、制限に達した場合はGPT-3.5への切り替えが必要
- GPT-4はMicrosoft CopilotやPerplexity AIを通じて無料で利用可能
- ChatGPT Plusへの登録にはメールアドレス、パスワード、クレジットカード情報が必要
- 月額料金の支払い日はサブスクリプションを開始した日から毎月同日に請求される